造形に関する次ぎのア〜オに示す記述について、それぞれの下に記した語群の中から該当するものを選びなさい。
(第16回 H10 第5問)
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ア、安定した造形美を創り出すものとして、古くからヨーロッパで用いられた、1対1.618……の関係をもつ比例。
【語群】1、黄金比 2、ルート比 3、等差級数比
イ、正方形の空間に描かれた、よこ縞のものはたて長に、たて縞のものはよこ長に見える錯視図形。
【語群】1、ミューラー・リアーの図形 2、ヘルムホルツの図形
3、ツェルナーの図形
ウ、和室における床の間や、洋室の暖炉など、室内において人の視線を集める中心をつくることにより、部屋に落ち着いた感じをもたらす効果。
【語群】1、ヴィスタ 2、フォーカルポイント 3、アイコリドール
エ、一定の形や造形要素が、ある間隔で規則的に配列されることにより、動的で活気ある表情を生み、美的効果が高まること。
【語群】1、ハーモニー 2、シミラリティー 3、リズム
オ、机の前に立って見るとき、その甲板面は、目の網膜には台形に映るはずであるが、これを正方形あるいは長方形などの正しい図形として判断する知覚の特性。
【語群】1、立体視 2、形態視 3、恒常視
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ア、安定した造形美を創り出す1対1.618…の関係を持つ比例で、最も美しいプロポーションとされてきたものは「黄金比」です。ルート比とは、1とルート2、ルート3、ルート5などの無理数との比、等差級数比とは、1:3:5:7のような等差級数による比のことです。
これは全くの余談となりますが、この「黄金比」、金融・相場の世界でも結構利用されています(笑) もちろん相場の先を見る上での指標としてですが。
そのことを思うと、人の世界はやはり何らかの法則の上になりたっているものなのか?と、神様など全く信用していない私でさえ、奇妙な面もちになった当時を覚えています。
イ、線の方向によって正方形の大きさが違って見える錯視図形は「ヘルムホルツの図形」です。ミューラー・リアーの図形は、同じ長さの直線が両端に付いた矢印の向きで長短に見える図形、ツェルナーの図形は、方向の異なる斜めの線の影響で、平行線が平行に見えなくなるものです。
ウ、室内において人の視線を集める場所のことを「フォーカルポイント」といいます。ヴィスタは都市景観における眺望のこと、アイコリドールは人の視線の動きや軌跡のことをいいます。
エ、規則的な配列、動的で活気のある表情、などの記述から「リズム」が該当します。ハーモニーは調和のこと。シミラリティーは類似のことです。
オ、記述のように、経験的に見慣れたものを実際の見え方が違っていても、正しく修正して判断する知覚のことを「恒常視」といいます。立体視は見たものを3次元の立体として把握する知覚のことで、形態視は形の違いを認識する眼の性能の1つのことです。
・ 解 答
ア-1 イ-2 ウ-2 エ-3 オ-3
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