■ 人間工学
□ インテリア計画への応用
− 1 − 家具の分類
室内を構成する最も大事な要素は家具です。
家具を人間工学的な立場から分類すると、
1、人体を支えるための家具、
2、物を支えるための家具、
3、収納や遮断するための家具、
の3つに分けることができます。
いまそれらを人体系の家具、準人体系の家具、建物系の家具という名称で呼ぶと、それぞれの特性がより一層はっきりしてきます。
このような分け方をすると、人体系の家具は家具というよりも、むしろ「体具」とでもむ呼んだほうが、その本質に近いことがわかります。
以上に述べた家具の分類は、設計の基礎になる寸法の捉え方が違う、という見方をしていくと、性格の違いがもっとはっきりしてきます。
建築では設計寸法の原点を床の上に置きます。
それは足のかかとが床面にあるので、人体動作の寸法はすべて床の面から決まってくるからです。
戸棚や箪笥のような建物系の家具は、寸法の原点を、床上に置いても矛盾はありません。
ところが人体系の家具の場合は、寸法の原点を、座骨結節点に置かなければ意味がありません。
なぜなら、椅子に座ったときの人体各部の位置は、すべて座骨結節点から決まってくるからです。
したがって、この点を原点にして、前後・左右・上下の寸法を決めていくのが合理的です。
− 2 − 機能寸法の決め方
機能寸法のはかり方が変われば、家具の設計寸法も変わってくることになります。
そのことについて説明を補足します。
これまで机と椅子が人体に適しているかどうかを判断するためには、まず机と椅子を置いて、それに人体をはめ込んで適合するかどうかを決めていました。
ところが、人間工学の立場でいえば、まずはじめに人間があって、それに合う椅子を考えて、次ぎに椅子に適合するように机の寸法を設計する、というのが正しい順序になります。
机の寸法は、最後になって決まってくるものになります。
なお、この場合の椅子の高さとは、床から座位基準点までの垂直距離のことで、座面の前縁ではありません。
また机の高さとは、座骨結節点から机の甲板までの垂直距離(差尺)のことで、床から甲板までの総高さではありません。
つまり机の高さは、椅子の高さに差尺を加えたモノと考えるのが正しいです。
設計図の上では、寸法は床から記入されていますが、それは製作のための便宜上のことで、機能寸法の原点は、座骨結節点にあると考えるほうが機能的には理解し易いです。
我が国では、これまで立位の基準点と、座位の基準点を区別して計画する考え方がありませんでした。
その理由は、和風の住宅では、足のかかとも座骨結節点も共に畳みの上にあるので、この2つを区別して考える必要がなかったからです。
ところが椅子式の室内では、1つの原点は床の上にあり、もう1つの原点は椅子の上にあります。
この考え方を区別してかからないと、室内を機能的に使いやすくつくることはできません。
なおここで機能的に立場から、室内に設備や家具を組み込んでいく手順について説明します。
それには基準面 → 基準点 → 点の3段階にわけて考えていきます。
いま座位系を例にして説明すると、まず原点に当たる?の座位基準点を中心にして、それを取り巻く背もたれ点・作業点・肘点・かかと点などのいくつかの寸法の系をまとめます。
次ぎに立位についても同様に、?の立位基準点を中心にして、必要な?のいくつかの点を含めて、1つの寸法の系をまとめます。臥位についても同様です。
さてつぎの段階で、座位系と立位系、座位系と臥位系を1つの面にそろえればOKです。
その面は実際には床になりますが、ときとして補助の点に面をそろえるときもあります。
その一例として窓口カウンターについて説明しましょう。カウンターは甲板をはさんで座位系と立位系とが組み合わされるものです。
いま目の高さをそろえようとすると床に段差ができますが、作業面をそろえると床を平らにすることができます。
そのいずれを採用するかは使い方によって決めればいいわけです。
現在使われている郵便局の窓口カウンターは後者によって設計されたものです。
また座位系と臥位系を組み合わせる例としては、ベットに寝た人と看護する人との関係を考えれば分かり易いと思います。
人体系の家具の代表として、椅子とベットを取り上げ、また準人体系の家具として机と作業台を取り上げて、人間工学にみたときの役割について考えてみます。
(1) 椅子
身体の構造を、重力との関係で考えると、立ったときの上体の形は自然ですが、座った姿勢には無理が生じることがわかります。
なぜなら、座るためには骨盤を後方に回転させなければなりませんが、骨盤が回転すると、背骨の下端の仙骨も同時に回転します。
そのため、背骨はもはや自然な形のS字形を保つことができないので、アーチ形になってしまいます。
つまり、座ると400万年前の、4つ脚動物の背骨の形に戻ってしまうわけです。
そのために内臓は圧迫されて苦しくなり、背骨の軟骨の部分にも無理がかかってしまいます。
以上に述べたことを要約すると、立ったときは下肢は疲れますが、上体としては自然です。
座ると下肢には楽ですが、上体には無理がかかるということになります。
つまり腰を境にして無理のかかる条件が逆になる、というように考えれば分かり易いと思います。
これまでにわれわれは、立つのは苦しいが、座れば楽になると無条件に信じていましたが、それは必ずしも正しくないことがわかってきます。
さて、座った姿勢に無理があるとすれば、自然の姿勢に戻してやるためには、何らかの補助具が必要になってきます。
その補助具が実は椅子です。そうだとすれば、もしここに理想の椅子があるとしても、それは座ることによる上体の無理を、どこまでゼロにに近づけることができるか、という補助具でしかないことになります。
まったく疲れない椅子などは、まさに存在しないと考えるほうが正しいですね。
これが機能から見た椅子の基本になる考え方です。
以上に述べたような立場でみてくると、椅子で大切なのは背もたれであって、座面はむしろ従属的な役割しか持っていないことに気が付くはずです。
なぜなら、姿勢が不自然になるのを防いでくれるのは、背もたれであって、座面は体重を下から支えるだけの役割でしかなくなります。
− 3 − 家具への応用
人体系の家具の代表として、椅子とベットを取り上げ、また準人体系の家具として机と作業台を取り上げて、人間工学にみたときの役割について考えてみます。
(1) 椅子
椅子のかけごこちを左右する主要な要因には、次ぎのようなものがあります。
1、寸法・角度、2、体圧分布、3、クッション性です。
いうまでもないことですが、椅子にはさまざまな使用目的がありますので、それに合った姿勢を保つためには、これらの因子を適当に組み合わせなくてはなりません。
1、寸法・角度
寸法と角度とは、座面の高さ、奥行きとその傾斜角度、背もたれの角度、背もたれ点の位置などの相互の関係を指します。
普通に椅子は作業用、軽作業用、休息用にわけられますが、これらについて寸法・角度が移り変わっていく段階を、さらに細かく5段階に分けて、図によって示そうという支持面のプロトタイプの提案があります。
これは、椅子に腰掛けたときの最終安定姿勢についての緒元を、詳細に図面で示したものです。
なおここで、椅子の高さとは座面の前縁ではなく、座位基準点であることに注意して下さい。
2、体圧分布
人体には感覚の鋭敏なところと鈍感なところがあります。
鋭敏にところには小さな力が、鈍感なところには大きな圧力がかかるようにつくられることが望ましいです。
それを知る手段として、体圧分布が測られます。
測定の方法としては電気的に測る方法と、薬品を使って科学的に測る方法とがあります。
3、クッション性
作業用の椅子ではクッション性はあまり要求されませんが、休息用の椅子では必須条件になります。
ただしクッション性をよくしようとして柔らかい材料を集めただけでは、身体が沈み込んでしまうので、最終安定姿勢を好ましい形に保つことができないために、かえって疲れてしまうケースもでてきてしまいます。
休息のためには柔らかくすることよりも、姿勢を正しいく保つことの方が重要ですので、柔らかすぎる椅子には注意する必要があります。
なお、クッション性については後日のベットの項を参照して下さい。
(2) 机
次ぎに、準人体系の家具である机について説明します。
机を機能という立場からみたとき、一番大事な項目は、座骨結節点から甲板までの垂直距離(差尺)が、人体寸法に合っているかどうかということです。
人間工学の立場でいう机の高さとは差尺のことであって床から甲板までの総高さではないことは、以前にも述べたと思います。
事務作業をするときの適当な差尺は、次の用に考えて下さい。
1、筆記作業が主で、能率に重点を置いた場合。
(座高)×1/3
2、読書及び緩慢な作業が主で、長時間の使用に重点を置いた場合。
(座高)×1/3−(2〜3)センチ
事務用家具のJISも、学校用家具のJISも、以上に述べた考え方を参考にして決められています。
事務用机のJISでは、高さが70センチと67センチの2種類になっていますが、それは成人男子に適した机は70センチ、成人女子に適した机は67センチになっているからです。
改正前の旧JISでは、アメリカの軍用家具をそのまま見習っていたために、高さは74センチでした。
我が国では従来から机は高い方が姿勢がよくなると信じられてきましたが、それははっきり言って誤解です。
机が高すぎると、肩が凝り、目が疲れ、足のふくらはぎがだるくなることは、実際によって証明されていることです。
高すぎる机を使う悪習は、今後改めていかなければなりません。
作業用机・椅子の代表的なものは学校用家具ですから、それについて説明をします。学校の普通教室用の机・椅子についてはJISが決められています。
従来は11段階でしたが、体位の伸びを考慮して特号を加え12段階となっています。
教室における机の使われ方はさまざまですから、組み合わせの便利さを考えて、偶数号のみでそろえても差し支えないようになっています。
国際標準化機構(ISO)にも学校用家具の規格がありますが、高さについては6段階になっていて、JISの偶数号のみを採った数字と同じになっています。
なお、事務家具のJISで決められている机の高さは、学校用机の2号と3号に相当していて、一般のオフィスで使われている机の高さは2号と同じ寸法になっています。
(3) ベット
次ぎはベットについて説明します。
人間の上体は、頭部と胸部と骨盤という3つのブロックを、頸椎と腰椎の2つのジョイントでつないだモデルとみなした方が実態に近いです。
これにのブロックは、立った姿勢のときは、重力の方向にうまく重なっていますが、寝るとそれぞれのブロックには独立して重力が働きます。
したがって身体を柔らかいマットレスで支えると、重いブロックの部分は沈んで、ジョイントの腰椎の部分は浮き上がります。
つまり身体は全体として見ると、W字形になります。この姿勢は不自然ですから寝にくい。
なぜなら健康な人が立ったとき、背柱の曲がりは40〜60センチですが、寝て気持ちが良いと感じる背柱の曲がりはその半分の20〜30センチだからです。
このように立ったときと寝たときの、自然の姿勢が同じでない理由は、重力の方向が90度違うためです。
寝たときの姿勢を正しく保つためには、マットレスを硬くしなければなりませんが、硬すぎると筋肉が痛くて寝ていられません。
しかし、柔らかすぎると前述したように、無理な姿勢になってしまいます。
つまり寝姿勢を正しく保つことと、マットレスを柔らかくすることとは、もともと相反する要求だったと言えます。
この矛盾する要求条件をうまく解決させるのが、クッションの役割であると考えることがわかりやすいです。
クッション性についても、人間工学的な研究が進んで、かなりの部分が明らかになってきています。
よいクッションとは、その中に、軟・硬・軟の3種類の要素を組み込んだ3層構造をもつモノのことです。
それを説明すると、いちばん上のA層は身体に接する層ですから、柔らかくなくてはなりませんが、次ぎのB層はかなり硬くあるべきで、ここで姿勢を正しく保ちます。
最下部のC層は衝撃を吸収する層で、B層を平らに受けたまま、上下するような構造になっていれば合格です。
これまで、よいクッションをつくるには、ただ柔らかくすればよいと間違って考えられていましたが、実はクッションづくりの秘訣は、柔らかさの中に過多さをうまく組み込むことだという原理が、人間工学によって明らかにされてきました。
次ぎに敷き布団やマットレスの大きさについて述べます。
長さは身長に40センチ程度の余裕を見込めばよいですが、幅の方は狭すぎると眠りが浅くなります。最下限は70センチで、普通には肩幅の2〜2.5倍程度を目安とすればOKです。
椅子もベットも、機能という立場から良い悪いを考えるときには、人体がクッションの中に沈んで、最終的に落ち着いた姿勢の善し悪しによって判断するのが正しいのです。
ただし、この最終安定姿勢は、外観の仕上がりの形状とは無関係ですから、このことにも注意する必要があります。
次は乗り物座席について簡単に補足します。
椅子やベットの人間工学的研究が貢献した応用例に、乗り物の座席があります。
わが国では、新幹線の座席や自動車のシート、航空機のシート及び列車寝台の機能性の向上に、人間工学は大いに役立ってきました。
(4) 作業台
次は、作業台について述べます。
立位で軽い仕事ほする場合の適当な作業点の位置を、筋活動度およびエネルギー代謝から求めたものが立位作業点です。
ただし、ここに示したのは、作業点ですから、調理台の高さなら、これから、まな板の厚さを引いたものが実際の高さの寸法になります。
力を要する作業では、この寸法よりも低く、精密な作業では、やや高くするほうが使い易いですね。
台所用の流し及び調理台のJISでは、高さが80センチと85センチの2種類に決められています。
それは以上に述べた資料をもとに、大部分の成人女子に適合することを考慮して採用された数値です。
2種類にしたのは、1種類では適合する人の割合が少ないですが、2種類にするとほとんどの人を満足させることができるからです。
ただし、生産する側から言えば、1種類の方が便利です。
人間工学は1種類にするか2種類にするかの判断するときに有効な手段となります。
洗面化粧台は流し台と似ていますが、行為が違い、作業点が低いですね。
台面を高くすると手を動かし難いのみならず、水が腕に伝って流れ始めます。そのためJISでは、高さを72センチと68センチにしています。68センチは子供の使用を考えた寸法です。
(5) 室内設備
空間もエレメントも立体的なものですから、設計寸法は間口・奥行き・高さの3次元で表示されます。
椅子のような人体系の家具は、一般に衣服と同じように、人体に合わせた寸法が取り入れられることになります。
ところが机やテーブルのような準人体系家具は、人体寸法も大切ですが、甲板の上に載せるものの大きさや、それが置かれる部屋の内のり寸法との関連がでてきます。
つまり、人体寸法のみならずものの寸法や空間寸法との関わりを考える必要があるということです。
この場合、どちらの寸法を優先させるかを決めなくてはなりません。
準人体系家具の場合は、水平方向ではものと空間の関係を優先させ、垂直方向では人体寸法を優先させるのが一般のやり方です。
また、タンスや書棚のような建築物の家具は、ものが収納されやすいことと、外形寸法を部屋の内のり寸法と適当な関係を持つことの方が優先します。
物の収納のしやすさは、高さ方向の寸法が人体寸法と合っているかどうかを考慮すればよいわけです。
インテリアの空間の壁面に近いところでは、スイッチ、コンセント、寝台の高さ、ドアのノブなど、人体寸法と深いかかわりをもつものが多いです。
これに対しては、動作のし易すさに重点を置いて高さを決めます。
たとえば、ドアのノブの位置は、床から90センチが標準です。
これは成人男子のへその位置にあたり、腕をまっすぐに伸ばした状態で、小さい力でノブの回転をすることができる。
− 4 − 材料への応用
われわれは、これまで材料の性能を評価するとき、強さや摩耗性といったようなことがらのいくつかの特性を取り上げ、それぞれ物理的、科学的な方法で試験して、その結果を数量的に表し、それによって良否を判断していました。
しかし、人間の肌にじかに触れ合うインテリアの材料を選択するには、強度や摩耗性や耐久性のような、物理量だけを物差しにして評価するのは適当ではありません。
それと平行して、人ー物系の軸からも評価していく必要があります。そうでないと感覚による評価との間にずれができてしまいます。
そこで、従来とは考え方を変えて、まず中央に人間を置き、人間との親しみやすさを評価軸にして、順次材料を遠心的に並べていくという方法があります。
それによると、どんなパターンができるかを考えてみましょう。それは、従来の材料学に生物学的な考え方を取り入れた試みです。
人間に一番近いところにくるのは、生物材料でしょう。
生物材料の代表は、木綿と木ですが、人間はもともと生き物だから、そうした材料が肌に合うし、心も安まるはずです。
それなら、次ぎにくるものは何でしょうか?
それは自然材料でしょう。自然材料の代表は土ですが、土もまた生きています。われわれが何気なく踏む足の下には、何千何万という小動物や微生物が棲んでいて、土を生き物にしている。
だから、夕立が降ったくらいでは谷川の水は濁りません。
公園やゴルフ場の芝は緑に映えて美しいですが、雨が降ると真っ赤な泥水が流れ出ます。
これはまがい物の自然だからです。
土が死ぬと砂漠になります。
けれども土に火という生き物の手がかかると、もう一度生命を帯びた焼き物になって、われわれに近づいてきます。
陶器の最大の魅力はその人間くささにあると言ってもいいでしょう。
石もまた不思議な魅力を持ちます。
考えてみると、石は地球という大きな窯の焼き物だったはずです。
そう考えれば、石の持つ魅力の秘密も何となく理解できます。
では、石の向こう側に位置するものはなんでしょう。
それは鉄とガラスとコンクリートでしょう。
これらはいずれも、もともと自然界の中にあった素材で、それを精選してつくった材料です。
したがって、われわれの肌に逆らうものを、それほど多くは持っていません。
その次ぎにくるものは何でしょう。
かなりの距離を置いて、プラスチックがあると思います。
それはおそらく、生物的感覚という大きな谷間の向こう側にある材料、といったほうが当たっているかもしれないです。
何となく肌になじまない何かがあるからです。
天然の素材は朽ちてやがて自然に戻りますが、プラスチックはあの生々しい色を永久にさらします。
それがはかない生命を持つわれわれに、何か抵抗感を感じさせるのでしょう。
以上に述べたのは、地球の表面上にあった材料を、人間との親しさを軸にして並べたものです。
つまり、水平方向における配列です。
ところで、垂直方向で距離の遠いところにあるものほど、人間の身体に合わないという説があります。
地球の深部から掘った石油生産物しかり、重金属しかりです。
考えてみると生物はその発生以来、地球表面上に存在する物質とは深い関係をもってきましたが、垂直方向にある物質とは、出会ったことがありませんでした。
そう考えれば、距離の近かったものほど親しみを感じるということは、何となく納得できます。
われわれは材料を選ぶとき、そういったグローバルな立場から考えてみることも必要だろうと思います。
以上は、材料を人間工学の立場で、太陽系のように配列したものですが、実際の建物について調べてみると、われわれは無意識のうちに、こうした遠心的な材料の選択をしながら、環境をつくっていることに気が付きます。
生物材料の位置づけは、このように考えてくると、もう少しはっきりとしてくることになるでしょう。
考えてみると食事をするとき、ヨーロッパでは金属のナイフとフォークを使い、中国では象牙の箸を使い、日本では白木の割り箸を使います。
そうした材料の使い分けは、インテリアを計画する上で、重要な課題ですが、その理由も以上のように考えればわかってきそうです。
気候風土と長い生活体験の中から、それぞれの地方ごとに文化が生まれます。
今後は、文化と結びついた地域人間工学といった研究が要求されてくると思われます。
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