自分で思考する
まず、2次試験の解答の大前提を挙げておきます。それは、
「小論文やプレゼンテーションの正解は1つではありません」、ということです。
2次試験の過去問やその解説書等々を見てみると、一応「模範」として解答されていますが、それらは「数ある正解の内のひとつ」でしかありません。
もちろんこのことは、専門学校でもまずはじめに言われることでしょう。
私が以前、「自分の確固たる信念と柔軟性があれば…」と生意気なこと
言ったのは、この点にあります。
ただし、私のように
「目的を達成するために、悪が必要なら悪を、善を必要とするなら善の道を歩むべし」
みたいなことを書いてしまうと、当然「×」とされるのは「火を見るより明らか」ですがご注意のほどを(笑)
プレゼンもそうですが、特に小論文は無理に、「どう解答すれば正解になるか」を考えるのではなくて、今みなさんの、たぶん手元にある参考書や過去問の解答例を参考にして、
自分なりの考えを、実際に自分で「書いて」まとめて、
それをさらに自分の考えとして、お客様に実際に「提案」として見せることのできる段階までの「力」を2次試験までにつけることだと思います。
そのためには、試験問題を提示されたから考えるのではなくて、日々、その時々にいつも「自分の頭で思考する」癖をつけることが大切です。
このあたりが「学生」と「社会人」の違いですね。
学生は勉強する時にだけ考えますが、社会人はそうはいかない。
常に自分の頭の中を、自分の向かう方向に向けて思考していないと、「落ちこぼれ」ていきます。
ちなみに、ですけど、
いつも冒頭にコメントしている「
Y a b u c
h の独り言」なるものがあります。
このメルマガ、純粋に I C を目指されている人だけでなくて、むしろ他業種、他分野の人が多く購読して頂いています。
アンケートでも明らかなのですが、それら他業種でこのメルマガの興味のある 人は、その一見「うっとぉしい」私のコメントを重要視してくれています。
対して純粋に I C の試験合格を目指している人は、コメントを飛ばして過去問の方に強い反応を示します。
さて、現時点で2次試験の I C
の小論文を解答したとして、どちらの人の方がより正解に近い論文を書くでしょうか?
ほとんどの人がお察しの通り、当然に前者の人だと思います。
私も伊達や酔狂ではなくて、結構まじめに「自分の信念」なるものをコメントしてます。
「肌に合う人だけ」などと言ってはいますが、実は1年を通して2次試験の「核」にせまる「思考方法」をコメントしていたつもりです。
大きく脱線するときも、そりゃまぁまたにはありますけども(笑)
その「核」とは、Y a b u c h の言うことを全部鵜呑みにするということでは決してなくて、その正邪も含め、自分が正しいと思うことを、自分で思考するという重要な部分です。
第13回 インテリアコーディネーター資格試験
試験時間80分
字数 800字以上1.000字以内
インテリアコーディネート業務の過程で、商品の購入や工事施工について
の顧客の希望にそのまま従うと、提示された予算をはるかに超えた金額
になってしまうとき、その問題を解決するためにどのような方法をとればよい
か、適当と思われる事項こどに項目をあげ、あなたの考えを800字以上
1.000字以内で述べなさい。
※現時点で文字数の制限は気にする必要はありません。「字数 800字以上1.000字以内」は無視して下さい。
文章を要約するというのは極めて高度なテクニックのひとつです。
今の時点でそれをしてしまうと、窮屈で、そしてそれだけで疲れた文章になってしまう恐れがありますから。
あなたの考えを、思う存分、書き出して下さい。
そして、その後に「何度も何度も」見返してみて下さい。
まずはそこからです。
できないなんて言葉は「無し!」
「私、文章を書くのが苦手!」
「字も上手くないしなぁ。800字なんて、てんで書けねぇよ!」
そんな声も聞こえてきますが、
まず論文は、文章の「上手い」「下手」を競うものではありません。
論文とは、自分の「意見」や「思っていること」を述べる場所です。
また、「字」の「上手い」「下手」もあまり関係はありません。
履歴書を書くときの注意でよく言われるように、いかに「丁寧」に書いているかが問題です。
不思議なもので、どれだけ下手くそな文字でも、丁寧に自分の気持ちを伝えたいと思って書いている文字は、しっかりと相手に伝わります。
要するに、自分が「出来ない」「苦手だ」なんて、自分自身にネガティブな先入観を自分で与えてしまっているために、文章を書き出す前にすでに「疲れて」しまっています。
そのネガティブな先入観をなくしましょう。
ほら、あなたも好きなことや趣味のことなどは、ほっといても、いつまでも話していられるでしょう?
つまり論文とはそういうことです。
まずは文字数など気にせずに、自分がいつも話す調子でどんどん文字をすすめていって下さい。
頭だけで考える、口にだけ出してみる、なんてのはダメです。
口に出した自分の気持ちや思っていることを、実際に書いて下さい。
ノートにでも、新聞のチラシの裏の白紙にでも、とにかく昨日出題した問題に関して自分の思っていることを、どんどん書き出して下さい。
丁寧に。
それができてはじめて文章を書くときの「コツ」が生きてきます。
なんにおいても「出来ない人」というのは、基礎を飛ばしがちです。
「だって、もう2ヶ月もないのにぃ!」
じゃなくて、
その内の半分でも、一日に60分、自分の好きなことを、もしくは2次の過去問で出題されている問題を、文字数や時間の制限無しにどんどん書く練習をすれば、
後は「コツ」をいかして「正解」を導くだけです。
基礎なくして「応用」なんて出来やしないですから。
そして今回はその「コツ」のひとつ、「要点をはっきりさせる」ことを考えながら文章を書いて下さい。
普段のメールのやり取りでもわかるでしょう?
「こいつ、いったい何が言いたいの?」ってメール。
読んでいて腹が立つでしょう(笑)
論文も同じことです。
逆に、言いたいことがはっきりと分かれば、どんなに表現力が乏しくても、文法が間違っていても、試験管が「腹が立つ」なんてことはありませんから。
・ この文章は、何のために書いていますか。
・ この文章で、何が言いたいのですか。
・ この文章は、誰が読むのですか。
・ この文章は、誰に向けて書いているのですか。
この4点を、常に頭の中で考えながら「文章を書く」。
要点の明確化をすることが、文章、特に論文の場合の重要なコツです。
ただし、以上は「一個の人間として、或る程度できあがっている人」向けの言葉だったりします。
学生のように、先生に言われるがまま、適当に生きてきたなんて人はそもそも自分の言いたいことなんて考えもしないことでしょうから、
自分で考えることが苦手な人は、
ただただ、過去問の問題と解答を書いて書いて書きまくる作業が近道ではないでしょうか。
人の意見や模範解答を、自分のものだと勘違いしてしまうほどに書きまくることです。
第19回 インテリアコーディネーター資格試験
課題
国際社会の中で、その国、その土地での気候、風土、暮らしの伝統、
しきたりなどに対する知識や各家庭の個性に対する考察は、インテリア
コーディネートの大切な要素です。
これらの要素、視点を踏まえて、これからの住まい方の形態やインテリア
コーディネーターのあり方について、あなたの考え方を記述して下さい。
記述に際しては、
1)明確な文字で、 2)分かり易い文脈を組み立てて
3)明快な論旨を 4)具体例をもって
5)800字以上、1.000字以内でまとめて下さい。
さて、過去問2問目です。
前回の模範解答はこの次ぎにでも。
「えっ、この次ぎって、今じゃないの?」
人は、自分の出した答えが世間のそれと照らし合わせて、「正解」なのか「不正解」なのか、はっきりとわからないと「気持ちの悪い」ものです(笑)
でもね、たかだか試験の答えでしょう?
それは他人が勝手に作って「正解」だの「不正解」だの言ってるだけで、それって「テクニック」の問題でしょう?
今だけでいいですから、
「俺が書いた、俺の想いは、誰がなんと言おうと、これが正解なんだ。」
って信じてみませんか。
そんな「勢い」を持って欲しいとも、私は思ったりもします。
そうすれば、なんか「気持ちいい」でしょ、
自分の「想い」を持つってことが、ね。
なんてね、
Y a b u c h の余談でした(笑)
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