「 C S 」
「予算を組むときは、I C はアドバイザーであっても、常に依頼人の立場に立って物を考えるコンサルティングである姿勢を忘れてはなりません。」
ほとんどの I C の教本や、例えば専門学校の講師などもそのように言うことでしょう。
「 I C はアドバイザーではなく、コンサルタントであること。」
だからと言って、専門学校で I
C の試験合格のために存在する講師がホントの意味でのコンサルティングなるものを知っているかと言えば、これは高い確率で「否」だろうと思います。
ただそうかと言って講師を云々いうわけではありません。
1次に合格してからやっとこさ始める2次試験のお勉強。その数日でホントの意味でのコンサルティングを学べという方に無理があります。
このあたり、現状の試験制度に問題アリという方もいますが、ただ、社会に出れば、しょせんは自分の力のみが頼りなのであって、学校で教わらないからそれ自体が無意味だとする意見も、まさに無意味なのだろうと思います。
人をコンサルティングする前に、自分のマネジメントもできない者が「何を言うか!」
「お前、資格を持ってんじゃねぇーの?」
「なんだよ、資格持ってても使えねぇーなぁー!」
「結局、無駄でしょ、そんな資格」
なんて言われる人は、総じて「どんな資格を持っていようが」、「何をしようが」「どんなところ」でも同じように言われます。
要するに、資格が悪いのでなくて「その人自身」に問題アリなわけです。
多機能、高性能の携帯電話を持っていても、結局は「通話」だけ、みたいな。
つまりは「自分をマネジメント」できていない。
すなわち、自分の目的がどこにあって、自分が何をしたくて、自分がどう見られたいかを、自分自身がわかっていないということです。
もっと簡単にかみ砕いて言うと、挨拶もできない、敬語も使えない、時間も守れない、親も大事にできない人間が、いくら程度の良い資格を持とうが、人としての土台がないわけですから、どんな資格を持っていようが、相手にはされないということです。
そのあたりのことをね、もっと真剣に考えただけで、この資格を取ってからの人生が大きく違ってくると思います。
さて、自分をマネジメントすることについては追々機会があれば話していくとして、今回はまさにコンサルティングの入口のお話しを。
皆さんは、「 C S 」という言葉をご存じですか?
日本で「 C S 」「 C S 」「 C
S 」と標榜し続けてすでに行く年も過ぎましたから、正直知らなければ「恥」だと思って下さい。
ただし、「恥」は「汗」と同じで、かけばかくほど良い!(笑)
「 C S 」とは、Customer Satisfaction
、すなわち「顧客満足度」の略です。
ほら、今わかりましたか(笑)
それなら最初から「顧客満足度と言え」と思われますが、「
C S 」は今から約10年ほど前にアメリカから日本に導入された考え方です。
故に工場のラインスタッフの間でも「
C S 」「
C S 」と叫ばれます。
日本では「 C S 」=顧客満足、顧客第一主義という印象があって、「
C S 」=「お客様は神様です」みたいに理解される人が多いですが、実はりっぱな経営戦略のひとつです。
基本的に「 C S 」の定義は、
「既存顧客の確保に向けて顧客の満足度を高め、顧客から見た価値を最大化すること」
です。
「ん!!」 そう、今「ピンッ!」てきた人はさすが!
先日の小論文の書き方で、「カッコつけて書きましょう」、「理想を書きましょう」「いやいやいや、冗談じゃなくて。」なんて私は言いましたが、
それらはホントに冗談ではなくて、実は「
C
S 」の考え方なんです。
「 C S 」の本当の意味も知らないで、
I C の2次試験に合格する小論文は書けません。
なぜなら、私たち I C と呼ばれる人間は、ただのアドバイザーではなくて、顧客満足を高め、顧客から見た自分の価値を最大限高める、コンサルティングをしなければならないからです。
先日もメールなどで、
「今回の色鉛筆はどうなんでしょう?」
「小論文の予想はわかりますか?」
なんて、愚にも付かない質問が届きましたが、ね、そんな質問を私にすること自体が滑稽でしょう?
「私にわかるわけがない!」(笑)
いやね、予想くらいはしますが、そんなの 「当たるわけがない!」
コンサルで一番恐ろしいことを教えましょうか?
それは、「類は友を呼ぶ」ことです。
程度の低い人間には程度の低い顧客が、高みに昇ろうとする人間には高みの顧客が集まります。
試験の予想などをする前に、人間としての自分を見つめ直した方が、私は試験合格への近道だと思いますが、いかが?
深い! 深すぎる!!
例えば経営者の方々と話していると、
「 C S の大切さは分かるが、顧客の満足度と、それにかける手間やコストのバランスをどうするのか?」
という質問をされます。
ごもっともですね。
日本人の多くは誤解によって「
C S 」の解釈をしていると先日も言いましたが、「お客様は神様である」みたいな感じになって、「お客様が言うことには、何でもはいはいと聞いてしまう」恐れがあると、特に現場を知る経営者の方は考えがちです。
ここで、せっかくですから「顧客価値って何?」を考えてみます。
「顧客価値」を単に「モノの価値(製品や価格)」ではなく、
「モノ+サービス+その他(環境問題への対応やCSR:社会貢献等)」
としてとらえて、「顧客」から見た、「自社」の価値を、いかに「最大化」させていくのかを考えます。
最大化とは、普段使い慣れない人によっては難しい言い方ですね。
I C でいうところの、「依頼者」から見た、「自分」の価値を、いかに「現金化」させていくのかを考えるといったところです。
まだ難しい?(笑)
「 C S 」の具体的な考え方として、
□ 収益につながる優良顧客を選別すること。
すべての顧客の満足を満たそうとすることは、絶対に無理です。
「お客様は神様的」で様々な顧客ニーズを追求すると、その非効率さが自分(経営資源)を浪費させます。
□ 顧客の真のニーズをコア・ニーズとして見極めること。
多種多様な顧客ニーズから、本当に顧客が求める要素を絞り込むことが過剰サービスを回避することになります。
時々「自分の得意分野はこれ」、「細分して差別化をはかれ」などと言い、逆に押しつけのようなコンサルティングをしている
I C を見ますが、それは本末転倒です。
依頼人が求めるからこそ自分の存在価値があります。
自分のスキルを命がけで高める必要があるのと同じくらい、顧客のニーズを知ることに努力をはらうべきです。
□ I C と顧客との関係は、本当の意味での「パートナー」となります。
顧客とのパートナー関係が、販売・収益につながる仕組みを作ります。
家具屋に飼われていたり、趣味的な
I C には「パートナーって?」なんて、実感などわかないと思いますが、
実はフリーランスの I C (だけに限らず)の醍醐味はここにあります。
「私はあなたを しあわせ にする力がある。」
結婚を決めた女性の親御さんに、「必ず娘さんを幸せにします!」なんて、根拠のない勢いだけの「力」のことでは決してありませんからね。
このあたりは私の真骨頂となりますので(笑)、後に説明の機会を譲りたいと思いますが。
顧客ターゲットの選択と集中、コア・ニーズの設定、パートナー関係構築の仕組み作り。
「 C S 」とは、立派な経営戦略なんです。
こんなふうに考えていくと、
「顧客の満足度とかける手間・コストのバランスをどうするのか?」という疑問は解消されるはずです。
「第13回」過去問の解答と同じですね。
ね、過去問ひとつ考える作業も、「しんどい」でしょ(笑)
たぶん途中から、「 Y a b u c
h はいったい何の話しをしてるんだ?」と呆れた人も多いと思いますが、第13回の小論文の出題者のホントの意図は、たぶん「そこ」にあると、私は睨んでいます。
深い! 深すぎる!!
第19回 インテリアコーディネーター資格試験
課題
国際社会の中で、その国、その土地での気候、風土、暮らしの伝統、
しきたりなどに対する知識や各家庭の個性に対する考察は、インテリア
コーディネートの大切な要素です。
これらの要素、視点を踏まえて、これからの住まい方の形態やインテリア
コーディネーターのあり方について、あなたの考え方を記述して下さい。
記述に際しては、
1)明確な文字で、 2)分かり易い文脈を組み立てて
3)明快な論旨を 4)具体例をもって
5)800字以上、1.000字以内でまとめて下さい。
さて、こちらの過去問には、いったいどんな出題者の意図が隠されているのでしょうか?
真相はいかに!
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