模範解答
第19回 インテリアコーディネーター資格試験
課題
国際社会の中で、その国、その土地での気候、風土、暮らしの伝統、
しきたりなどに対する知識や各家庭の個性に対する考察は、インテリア
コーディネートの大切な要素です。
これらの要素、視点を踏まえて、これからの住まい方の形態やインテリア
コーディネーターのあり方について、あなたの考え方を記述して下さい。
記述に際しては、
1)明確な文字で、 2)分かり易い文脈を組み立てて
3)明快な論旨を 4)具体例をもって
5)800字以上、1.000字以内でまとめて下さい。
「産業能率大学出版」 教本からの模範解答より抜粋
※平成13年の問題ですから、若干「今」に照らし合わせると不都合な
箇所もありますが、文章の構成、言葉の作り方などは十分に参考になると思います。
ご自分の解答と比べてみて下さい。
何度も言いますが、「自分」で何度も書くことが絶対に必要です。
特に漢字! 頭の中で読み比べるだけでは、実際の試験会場では「ど忘れ」して書けなくなるものです。
機械技術の進歩やコンピューターの普及率により、電化製品や車等の利便性のある製品は瞬く間に世界中に普及し、世界中の都市と呼ばれる街には、有名ブランドの店やファーストフードの店が同じように軒を並べています。
このようにあらゆる分野で国際化が急速にすすんでいます。
その一方で、アジアやアフリカの手作りの古民具や織物等が人気を博し、「アジアンテイスト」という名前まで誕生して、その感覚が世界中に取り入れられているのも現状です。
人は一度便利な生活を経験をすると、不自由な生活に戻ることはなかなかできません。
かといって便利性や利益ばかりを追求していると、時間をかけなければ得られない物のぬくもりや、時が経たなければわからない自然の恵みを忘れ、いつのまにか心がすさんできます。
世界中の人々がこのこに気付き始め、このような状況が生まれてきているのではないかと思われます。
そのような社会状況の中で住生活を提案するインテリアコーディネーターは、利便性を重視する設備機器に関しては、常に広い角度から最新情報の収集や正しい知識を身に付ける姿勢を持つと同時に、多様化する依頼主にそれぞれの心にぬくもりをもたらす住空間を提案できるように幅広い分野の知識を取得する努力を怠ってはならないと思います。
心にぬくもりをもたらす住空間は様々で、その人が育った地域の気候や風土、しきたりや伝統と深く結びついています。
したがって依頼主に「依頼主独自の心あたたまる住空間」を提案するには、まず、世界および日本各地の気候や風土によってつくられた文化を知ることです。
そしてさらに深く知りたいと思う情熱があればこそ、そこに暮らす人々特有の人間性、言い換えれば特有の気質まで理解することができるはずです。
そうなれば、依頼主に満足してもらえる提案ができるようになると思います。
そのためにはまず、世界や日本の各地域の文化に興味を持つことです。
興味を持って知識を収集すれば、その知識に親近感を覚え、さらに深く知りたいと思う探求心が生まれてきます。
そして深く知る中で、その地域に暮らす人々の人間性が見えてくるはずです。
また知識の収集には、テレビや本だけでなく、時には時間を作って各地を旅し、現地の風土や文化、そして人間性に接し、肌でそのものの良さや美しさを感じることも大切だと思います。
以上
とても大切な「想い」です
インテリアコーディネーターの「あり方」。
とても大切な「想い」です。
自分はいったいどんな I C になりたいのか?
自分はいったいどんな I C を目指しているのか?
こういった漠然とした、ただしとても重要で
I C の根幹をなす問題に強いのが学生さんだったり憧れや夢を抱いて
I C の勉強をしている人たちですね。
甘い? 現実を知らない? 夢で食っていけるか? 憧れだけ?
周囲のそんな戯言はほっといていいんです。
思う存分、「夢」や「希望」、「将来」や「理想」を語って下さい。
きっと採点者も、あなたのその「キラキラ感」に圧倒され合格を付けてくれることでしょう(笑)
冗談ぬきで、これホントです。
でも、そこは女子高生のような責任感もなにもない、軽薄な口先だけな文章だと感じられてはダメです。
人は「軽薄さ」を軽蔑します。
絶対に夢や希望が軽蔑されてはなりません。
軽蔑されるかされないかは、自分自身の「覚悟」次第です。
自分の口から出た言葉は、必ず実行する! その気迫を文章に込めて下さい。
文章はおもしろほどに書く人のキャラや想いを映し出します。
論文も例外ではありません。逆に論文だからこそ。
自分の将来に踏み出す第一歩、その覚悟を小論文にぶつけて下さい。
こういった、論点が広く浅い問題にはたいした技術は必要はないと思います。
質問された問題の順に、自分の解答を書いていくだけです。
まず、
国際社会の中で、その国、その土地での気候、風土、暮らしの伝統、しきたりなどに対する知識や各家庭の個性に対する考察は、インテリアコーディネートの大切な要素です。
の、前半部分と、
これらの要素、視点を踏まえて、これからの住まい方の形態やインテリアコーディネーターのあり方について、あなたの考え方を記述して下さい。
の後半部分にわけます。
おおむね1.000字を目安とするならば、500字と500字、半分半分に分ければ良いのではないでしょうか。
こういった試験の問題というのは、だいたい後半部分の質問内容の方に重きを置くことが多いので、400字と600字にわけても良いかもしれません。
勘違いしないで下さいね、字数はあくまでも「目安」ですよ。
書き出す前に、解答用紙に最初は「この辺りまで」って印しをつけておけば、時間配分、字数配分もでき、自分の書く文章の展開も掴めやすいと思います。
1.000字、いっぺんにすべてを書こうと思ってしまうから混乱し、結局は何が言いたいのか一番大事なところがわからなってしまうものです。
そういった時は、自分で理解し易いように分解してみて下さい。
営業先の強面で恐そうな社長さん。
「うわっ、恐っえ〜。どうしよう。こっちが何か言ったら噛みつかれそう。」
殴られたら痛そうだと思ってその拳をちらりと見ると、なんとも可愛らしい丸っこい手のひらで、まるでブルドックの足のよう(笑)
ほら、もう恐くない。大丈夫でしょう?
試験もそれと同じです! (ん?)
全体を見るから恐くなります。
丸っこい、身体の一部分で徐々にならしていって下さい。
しかし、質問を分解し、解答の手順が決まったところで、それに見合う知識がなければ解答のしようもありませんね。
実は、「目指せ、I C 」にはこの問題に答えるためのエッセンスが満載なのでした。
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