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I C を本気ビジネスと捉えている人は稼いでいます



第16回 インテリアコーディネーター資格試験


課題


インテリアコーディネーターの業務の中で、顧客の意見や希望する内容

が、あなたの考え方や感性と対立するような場合、どのような解決方法

を選んだら良いでしょうか?

この点についてのあなたの考えを、2つ乃至3つの項目に、はっきりと絞

って記述しなさい。

記述に際しては、読みやすく内容が理解しやすいように、文字の書き方

や文章表現に配慮し、800字以上1.000字以内でまとめなさい。





まず I C は顧客のかかえる希望や問題点をリサーチします。

その時に、顧客の「家」に対する考え方や生活の仕方などが、自分の考え方や「感性」と違っていると感じた時、

顧客の考えをしっかり、きっちり「聞く」という姿勢から、「問いかけ」、そして「耳を傾ける」姿勢へと変化させます。


その時の顧客の話しの内容は、問題点や希望を語ることから、「お悩み相談」のようになっているかもしれません。

「うちの主人がねぇ、、、」、「子供がもう言うことを聞かなくて、、、」、「毎日の食事が大変で、、、」、「ローンが心配で、、、」、


そうやって話しに耳を傾けていると、顧客の当初の問題点や希望が、実は日々の生活感覚や「生理感覚」とは真逆だってこともしばしばあります。

それで良いんです。そこまで、耳を傾けるンです。



モノ事の上手、達人と呼ばれる人たち、専門家と言われる人たちは、専門の知識を豊富に持っているから「専門家」と呼ばれるているのではありません。

自分の専門分野にかかる問題を解決、あるいは答えを導きだす「手段」を持っている人のことを言います。


このあたりを勘違いしている人が多いのですが、

例えば国語学者、漢字や言葉の辞書の作成に携わるような学者さん、人から言わせればこんな人たちは国語のことなら「なんでも知っていそう」って思いますが、決してそんなことはありません。

まして辞書の中身、漢字やことわざのすべてを記憶し覚えているわけでもありません。

単純に表現すると、「辞書のひき方を知っている人」のことを専門家とそう呼びます。



「辞書程度なら誰でもひけるじゃないか!」

と思われますが、いかに早く、正確に、どれだけの量の答えを出せばよいのかを判断するには、やはり経験と「それなりの知識」も必要です。


知識をひけらかすのが仕事ではなく、いかに早く、求める「答え」をだせるかが、専門家の専門家たる由縁です。

いかにそう「魅せる」かも大事なことですが、ここでは割愛。


 I C も同じことです。

いかに知識を持っているかを自慢したりひけらかすのは職人で十分。

 I C は、自分の辞書からどれだけ早く顧客の問題点や希望を解決できる解答を引き出せるかが問われる職業です。

顧客を診断して、アドバイスする。その過程で、

家具屋をチョイスし、インテリアを選別し、必要なら自分で図面をひき、建築なら適切な建築家や工務店を紹介する。

それが I C です。


私は依頼人を幸せにできる、すなわち稼げる I C を「インテリアコーディネーター」とは呼びません。

「ライフ・コーディネーター」と呼びます。もちろん自らもです。



さて、ここで「感性」の問題。


あなたは、辞書をひくときに、

「この文字嫌い。」、「この言葉、やだ。」、「この意味、あまりタイプじゃない。」
「これ、生理的に受け付けない」なんて考えますか?

そんなこと、考えないですよね。

必要だからひいている。問題を解決したいから辞書を手に持っているはずです。

そこに、個人的嗜好の「好き嫌い」は関係はありません。


ここが、売れる I C と売れない I C の境目です。

必要とされ稼げる I C と、必要とされない→稼げない I C との「差」です。


まさに、「感性」の部分です。

I C 個人の「感性」が、純粋な顧客の幸せを目的とするコンサルという部分に、「ぐにゅ」っと入り込んでくる人は「よけい者」(笑)


もっと具体的に言うと、感性の「勘違い」が間違いを起こします。

「感性」という、不断の努力と長い経験を積むことによって生み出される独自の感覚を、

自分の「好き・嫌い」だと勘違いしている人。


すなわち、依頼人への「客観性」が失われているアドバイスとなります。

依頼人の「幸せ」を追求するという名を借りた、自分の好みや得意分野の押しつけになっているアドバイスとなっています。

それはもはや、顧客のために辞書をひくという本来の行為から、I C の名を借りたただの押しつけセールスになっている瞬間です。



この小論文で問われている「顧客の意見や希望する内容が、あなたの考え方や感性と対立するような場合」とは、

 I C の自我(好きか嫌いか)との対立ではなくて、I C の経験値による「不都合なのか」「不都合ではないのか」との対立とならなくてはなりません。



この意味、今のうちにはっきりと自分で自覚していないと、 I C の資格を取ったあと、

「 I C は大変だぁー!」

「 I C は稼げないぃぃぃ!」

って泣き言をいうことになります。


あなたの先輩や上司、友達にいませんか? そんな愚痴や言い訳をしている人。


ぶっちゃけ、 I C を本気ビジネスと捉えている人は稼いでいます。

サラリーマンの平均年収以上は平気で、ね。


何度も言うように、資格=人、なんです。





次ぎに作る作品です



大きな声で明るく挨拶を交わす。

礼儀礼節をわきまえ、正しい丁寧な敬語で話しかける。

しかし決して場の雰囲気が重くならないよう、軽いジョークも会話に混ぜる。


コーディネーターの仕事で素晴らしいと思うのは、例えば法律や経営、コンサルのもとに相談に来る人は、やはりなんらかの問題を抱えています。

問題を抱えている人というのは、その深刻度の度合いによって、どうしても「顔」が暗くなります。

場の雰囲気も、重い。

でもインテリアのコンサルの場合、依頼人の顔は、ほとんどすべて「輝いて」い
ます。

未来に希望を見ています。 素晴らしい!

あなたはその「未来」に、全身全霊をかけて答える義務があります。

ビジネスとしても、「人」としても。


それができない人は、I C の資格を持っていてもただのアドバイザーで、家具屋やメーカーに飼われているただのセールスマンでしかありません。

もっとも自分のご都合主義の営業なんて、誰も相手にはしてくれないでしょう。



依頼人の「家」に対する考え方や住まい方が、 I C である自分の考え方や感性と違っていると感じた場合、

じっくりと話しを聞くことは当然で、そこからその考え方が依頼人の生活感覚や、「生理感覚」にまでしっかり根付いたものであるのかを「診断」します。


以下、産業能率大学の教本を基に話しをすすめますが、

一般的に、家を建てたという経験のある人が依頼に来ることは「まれ」です。

想像に難しくないと思いますが、実際に家を建てる前というのは、「こんなふうにしたい、あんなふうにしたい」といった「夢」が頭の中でふくらんで、依頼人の希望や望みが多種多様化して、

正直、「何を言っているのか?」ぜんぜんわからないなんてことも多いものです。

要するに「全体」の「統一感」がなくなっているせいで、あれもこれも「ごっちゃごちゃ」になっているからですね。


I C がそれに付き合ってしまうとますますごちゃごちゃになりますので、まずは依頼人の話しの内容を整理することをします。


コンサル(に限らず)で大事なことは、「相手の視覚に訴えること」です。

話しだけに終始すると、自分だけ理解していても相手は「まったく理解していない」なんてことにもなりかねません。

せっかく勉強したのですから、プロとして、パースやプレゼンテーションボードなどを駆使して、依頼人のごちゃごちゃな話しの内容を整理します。


何度も同じことを繰り返し聞くという行為も大切で、依頼人の話しを根気よく聞きながら、全体のイメージをつかみ、その「依頼人のイメージ」に基づいて、

統一感に欠けている部分をコンサルしながらアドバイスし修正し、依頼人のイメージに基づいた統一感のある提案にまとめていきます。


しっかりした、できれば完成した提案にまとめるにはその場でパースやアイソメ図などでその空間を表現し、依頼人の視覚に訴え、依頼人自身の頭で全体のイメージを把握してもらうことが望ましいですね。


そして後日、細部の部材や商品の材質と色彩を載せたプレゼンテーションボードを提示して、何度もすりあわせを行います。

最終段階では、その修正案が依頼人の本当に納得のいくものであるのかの確認も絶対に必要です。



最初の依頼人のリサーチの段階で、どうしても「自分の考えを譲らない」我の強い顧客の場合、

お互いに意見をぶつかり合わせるのでなく、そこは素直に聞いておいて、顧客の希望通り思う通りのパースを描いて、その空間の仕上がり具合のだいたいを見てもらって、

「ねっ、言った通りでしょ。」と心の中で呟きつつ、顧客の希望するものが統一感に欠けていると、実際に気づいてもらうという作業も必要になったりします。



さて、小論文の課題では「この点についてのあなたの考えを、2つ乃至3つの項目に、はっきりと絞って記述しなさい。」ってありますね。

次回はもうひとつの例、例えば依頼人の方が「確固とした自分の生活感を持っている人の場合」を挙げてみます。


私の場合、現状、こちらの方がほとんどです。

「 Y a b u c h さん、私の希望はこうです。後はお任せします。」


その意味するところがわかりますか?


失敗は許さない。

見当はずれも許さない。

私はあなたに私の望む100%を求めている。


ということです。最低でも私はそう理解しています。




映画監督がよく言うジョーク、

「自分の作品で、一番好きな作品はどれですか?」って聞かれ、


「次ぎに作る作品です。」 って答える。




100%なんてね、絶対にありえねぇ(笑)


でもね、そこを目指すのと目指さないとでは、天と地ほどの「差」ができるものなんです。


だからこの仕事は「やめられねぇ」(笑)





依頼人のとの打ち合わせの中で、I C たる自分との感覚とは違っているが、この人は「しっかりとた、確固たるこの人なりの生活感覚やリズムを持っているなぁ」と判断できたなら、


※ここが難しい!

I C たる自分の「思い込み」を捨てて、自分の頭の中を「真っ白」にして、要は相手の話しを無垢な状態で聞き入れるために、まず、自分の想いを押し殺すという極めて重要かつ難度の高い「心」の作業が必要になります。

先日も言いましたが、この「心の作業」ができる人間とできない人間との「差」が、「一流」なのか「二流、三流」なのかの評価のわかれ目です。


よくコンペやディスカッション、はたまた自分のHPなどで「 I C の作品例」などの過去のコーディネートの事例や、「私はこんなこともできます」的なモノを見かけますが、

ぶっちゃけ、それらがその I C の能力に直結しているかと言えば、決してそうではありません。

「営業的」には大事なことかもしれませんが、ああいったモノは一定のレベル、そうは高くない能力の I C であっても、誰でもこなすことができる事例です。


実際に近所の I C の人にでも聞いてみて下さい。

「あぁ、あんなモノ」って答えるはずです。

それは決して強がりでなくて、「簡単でしょ、私じゃなくてもできることでしょ」って話しです。


夏の日の夜、街頭の電灯の明かりのように、昆虫たちがそこに集まってくるかもしれませんが、それが作為的な電気の流れる電灯だったりすると、バチバチと電気に打たれ昆虫たちは地面に落ちていきます。

世の中は、「罠」がいっぱいです。


本当に「腕」の良い I C は、自分の過去を自慢したりはしません。

「顧客の数」を誇ります。



話しをもとに戻しますが(笑)


依頼人が確固とした自分の生活感覚を持っていて、それを I C 自身が「そうだと判断」したなら、

I C の自我、思い込みを捨て、頭の中を白紙の状態にして、相手の好みや生活感、感覚を聞き出し、その上で、

依頼人の立場、そう、依頼人の立場に I C 自身が立って、その人の好みと感覚でもって、それらを全体として掴み、そして統一した提案を考え出します。

I C とはそれをビジュアルにして表現する能力がある者ですから、その提案をプレゼンテーションボードなどで表現して、形、色彩などが依頼人の感覚に合っているかを目で確認します。


それは、一度や二度の作業ではなかなかお互いが「納得」するまでにはいかないかもしれません。

こちらの提案が依頼人の希望や感覚と合わない場合でも、何度も何度も、根気よくコンサルティングし、最終的に顧客となった依頼人に満足してもらう提案にもっていく、そんな一生懸命さと努力が必要になります。

そして、それが大切なんです。



なんてことを、16回の課題の解答としては、 Y a b u c h の言葉を極力排除しつつ字数をまとめれば、オッケーだと思います。

例えば、(1)の例、(2)の例として番号をふり、それぞれにまとめて論述しても良いのではないでしょうか。






私はいつも思います。


年若い I C が、数度の提案でうまくコンサルできず、逆に「顧客の愚痴」を言い出す時、


中年のそれなりの場数をふんだ I C が、「適当」な提案や提示額、そして仕上がりで、顧客が不承不承なのをしり目に満足げな顔をしている時、


「だから君たちはその程度なんだ」と。


それならばなぜ、自分のオフィスを出て、顧客の家に何度も足を運ぼうとしない?

2回でダメなら3回、3回でダメなら、「良し」と言われるまで、何度も何度も足を運べば良いではないか。

顧客の生活感覚が理解できないなら、実際に顧客の家に泊まり込んで、自分の目と身体で確認すればよいではないか。

このあたりでなんて、 I C が決めることではなくて、顧客が決めることだろう。



「 I C は大変だぁ〜」

「 I C なんて稼げやしない」

「 I C の資格なんて、結局は役に立たない」

なんて言ってる者は、所詮その程度のものです。



今、 I C の資格取得を目指している読者の方々が、そんな言葉を「真に受ける」必要はまったくありません。


自分の可能性を「こりあたり」だなんて、勝手に決めて諦めないように、

自分の可能性を諦めた者に、他人の可能性を追求することなんて、できるわけがありません。





このメルマガがきっかけでお互いメールを交換をしはじめた64才の「娘」さんがいらっしゃいます(笑)

63才の時にこのメルマガを購読して頂き、「私も I C になりたい」と一念奮起され、勉強をずっとされている方です。

去年も試験には落ちました。

今年も1次は不合格でした。

でも、


先週のはじめ、私がこの方に提案していた「週末だけの I C 」をとうとう実行されました。

3年前に定年退職されたご主人も誘って、ご夫婦で週末だけの I C 夫婦です。

私が I C だと呼んでいるだけで、ご本人様は「そんなたいそうなものではありません。テストも合格していませんし。」と謙遜されますが、私は立派な、誰にでも誇れる I C だと思っています。

I C の価値は、資格のあるなしではありません。「人」そのものの価値です。


週末だけ、家の離れと庭を開放し、ご近所や地域で仲良しの人と語らって、日曜大工を楽しみ、各家庭の家の不都合なところをどやどやと押し掛けて、みんなで修復しています(笑)


昨日、そのご夫婦に夕食をご招待され、フライトでも数時間かかるその場にはせ参じました。


そして今朝、「私たちの私的なことのために、メルマガを休むとは何事か!」とお叱りのメールを頂きました。


「あの、休むつもりはなかったんですけど、いろいろと手違いがありまして、

あの、、、」

言い訳している自分がホント、恥ずかしくなりました。



人間ってね、まだまだ「捨てたもんじゃない」。



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